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市場レポート2026.10.15

【2026年 働き方の最新トレンド】「リモート」から「出社」へ

「リモート」から「出社」へ。米英の最新研究データから、オンライン環境での創造性、若手のキャリア形成、AIによる代替リスクの3つの変化と、自分に合った働き方を見極める視点をお話しします。

〜海外研究データから読み解く、創造性・キャリア形成・AI時代を見据えた選択肢〜

本日は正社員での転職やこれからの働き方を検討されている方向けに、米英の最新研究データから見えてくるリモートワークの現在地と、納得のいくキャリア選択のポイントについてお話しします。

柔軟な働き方の代表格として定着したリモートワークですが、近年、国内外の大学や調査機関からフルリモートがもたらす課題や影響について、さまざまなデータが発表され、改めて出社の価値が見直されています。
なお、ここでいう「出社」は毎日の出社に限らず、週の一部をオフィスで働くスタイルも含みます。

最新の海外調査から見えてくる、働き方とキャリアに関する3つの変化をご紹介します。

① オンライン環境における「アイデア創出」への影響

→米国の研究機関(Nature掲載研究等)によると、オンライン会議(Zoom等)では画面に視線や意識が集中しやすいため、対面と比べて偶発的なアイデアや創造的な議論が生まれにくい傾向が指摘されています。
定常業務や連絡のやり取りには向いている一方、新しい企画の立ち上げや複雑な課題解決では、出社して直接顔を合わせて議論する価値が見直されてきています。

② Z世代・若手層に見られる「出社による繋がりや育成」の重視

→FortuneやHR Diveなどの調査では、若い世代(Z世代や新卒層)において「フルリモート」を希望しない層が増えているというデータが出ています。
画面越しだけでは社内の関係性や仕事のコツ(暗黙知)を掴みにくく、孤立感も抱きやすいため、着実にスキルを身につけ、社内のネットワークを広げるために「出社や対面でのコミュニケーション」を求める動きが見られます。

また、ニューヨーク連邦準備銀行やハーバード大学などの研究者による分析(2023年)では、チームと同じ建物で働くエンジニアは、離れて働く場合より約2割多くのフィードバックを受けていたことがわかりました。メンターを必要とする20代ほど出社に戻る傾向も指摘されており、成長を重視するキャリア初期には、出社する環境を選ぶことに合理性があると言えそうです。

さらに、米Live Data Technologiesが約200万人を分析したデータ(2023年)では、フルリモート勤務者の昇進率は3.9%で、出社している勤務者の5.6%を下回りました。

③「フルリモート業務」と「AIによる代替リスク」

→オックスフォード大学の研究者やUCLAなどの分析では、すべての業務がデジタル上で切り離されて完結する仕事ほど、生成AIや自動化ツールに置き換わりやすいという指摘がなされています。
対面での対人交渉や社内の合意形成、突発的な事態への柔軟な対応など、「出社して人と関わる中で発揮されるスキル」の重要性が改めて見直されています。

自分に合った働き方を見極める視点

もちろん、フルリモートにも「通勤時間の削減」「集中作業の効率化」といった明確なメリットがあり、出社にも「偶発的なコミュニケーション」「組織の一体感」といった良さがあります。業務内容や個人のライフステージ、集中しやすい環境のタイプによっても、どちらが適しているかには個人差があります。

その上で、ボストン・カレッジなどの海外研究データに目を向けると、フルリモートよりも、出社を組み込んだ働き方のほうが、結果として高い成果と満足度につながっているという傾向が示されています。
求人票に「リモート可」と書かれていても、週に何日くらいの出社が目安なのか、どんな仕事の場面で対面が求められるのか、チームの雰囲気や評価の基準はどうなっているのかなど、実際の運用は企業によって異なります。

転職を考えている方は、単に「リモートができるかどうか」という条件面だけでなく、

  • その企業における出社の頻度や、対面で関わる場面の実態
  • 出社とリモートのバランスや、日々の評価の仕組み
  • 自分のワークスタイルや中長期のキャリア形成に合っているか

といった点について、ぜひ転職エージェントを通して詳しく聞いてみることをおすすめします。

「ヒトを信じ、人の可能性を最大化する」をミッションにするTalent x Buzz Inc. では、現場の働き方やチームの運用実態まで踏まえてキャリアのご提案をしています。

これからの働き方に迷いがある方や、ご自身の生活とキャリアに合った環境を見つけたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

出典

  • Boston College CRR:Hybrid Work is Having More Success than Fully Remote
  • Nature:Virtual communication curbs creative idea generation(2022) / SHRM / Axios
  • Fortune / HR Dive:Gen Z workforce and remote work trends
  • Federal Reserve Bank of New York / Harvard ほか:The Power of Proximity to Coworkers(2023)
  • Live Data Technologies(Wall Street Journal報道、2024年1月):Remote workers and promotion rates
  • UCLA / Oxford researchers:Remote work and AI task replacement analysis
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